【米津玄師さんとハチ】ボーカロイド時代から現在まで〜独創的なメロディの魅力

音楽
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米津玄師さんのボーカロイド時代「ハチ」としての原点

日本を代表するシンガーソングライター米津玄師さんは、現在の音楽活動の原点をボーカロイドプロデューサー「ハチ」に持っています。2009年よりハチ名義でニコニコ動画へオリジナル曲を投稿し始め、「マトリョシカ」「パンダヒーロー」「結ンデ開イテ羅刹ト骸」等の名作を発表しました。

徳島県出身の米津玄師さんは、中学時代に作曲を始め、2009年に初音ミクを用いた初のボーカロイド楽曲「お姫様は電子音で眠る」を発表。その後、印象的なコード進行とトリッキーなメロディ展開、ファンタジックでありながら本質を突いたリリックで、ボーカロイドシーンに革新をもたらしました。

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ハチ時代の革新的な作曲方法とDTM技術

米津玄師さんのハチ時代の楽曲制作は、DTM(デスクトップミュージック)による緻密なサウンドデザインが特徴でした。「作曲においては他人と同じことをしていてもしょうがない」という信念のもと、実際のドラムでは腕が2本では叩けないフレーズを意図的ではなく組み込んでいたそうです。

独特なアプローチは、ハチ名義の楽曲に唯一無二の世界観を構築してきました。VOCALOIDシーンの中で、中毒性のあるロックサウンドで存在感を切り開いていき、日本だけでなく世界からも注目を集める群を抜いた実績を誇りました。

現在も受け継がれるボーカロイド時代の制作手法

2024年には、ハチ名義で発表したVOCALOID楽曲「ドーナツホール」の新作ミュージックビデオが制作され、11年の時を経て新たな話題を呼びました。米津玄師さんは当時のキャラクターを新たにイラストに描き起こし、Production I.Gによる豪華なアニメーション制作で話題となりました。

現在の米津玄師さんの楽曲制作においても、ハチ時代から培ってきたDTM技術を基盤に、楽器ごとのバランスやエフェクトのかけ方まで全て自身で手掛けるスタイルを継続しているそうです。音を一つ一つ丁寧に作り上げる姿勢が、現在の楽曲にも独自の緻密さとプロフェッショナルさを生み出していると思います。

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音楽制作への情熱と今後

米津玄師さんは2024年のインタビューで、「音楽をつくることは喜び。それは変わらない」と語り、ハチ時代から現在まで一貫した創作への情熱を示しています。最近はシンプルに気持ちよくいけるかを重視する制作スタイルにシフトしており、複雑怪奇化よりも本質的な音楽表現を追求しているとも語っていました。

ハチとしてのボーカロイド制作から始まった米津玄師さんの音楽人生は、DTMによる緻密なサウンド構築と独創的なメロディラインという核となる要素を現在まで受け継ぎ、日本の音楽シーンに革新をもたらし続けていると思います。今後も更なる活躍を期待したいです!

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