RADWIMPSニューアルバム『あにゅー』制作秘話、原点回帰と新たな挑戦、ファンの反応

音楽
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メジャーデビュー20周年を迎えたRADWIMPSが、2025年10月8日に約4年ぶりとなるニューアルバム『あにゅー』をリリースし、オリコン週間アルバムランキングで初登場1位を獲得した。Billboard JAPANの総合アルバムチャート「Hot Albums」でも首位を記録し、バンドの新たな始まりを力強く示す作品として話題を集めています。​

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制作秘話:半年間の怒涛のレコーディング

野田洋次郎さんと武田祐介さんは、Apple Musicのインタビューで制作背景を明かしている。野田さんは「バンドを始めた15歳くらいの頃の『せーの』で音を鳴らした無敵感がありました」と振り返り、新体制となったバンドで今の表現力を意識しながら「約半年で一気に作りました」と語っています。ライブ感にこだわり、その瞬間だけ鳴るバンドの音と向き合いながら制作された本作は、初期の名盤のように、バンド全員がスタジオに入って『せーの!』と目と目を合わせながら、比較的短い期間で録音されたそうです。​

武田さんも制作期間を「楽しかった」と振り返り、「デビューから20年たってもこういう感情でいられるんだって、うれしく思いました」と充実感を語っています。映画音楽でのオーケストレーションの学びや、打ち込みのビートミュージックでの経験など、20年かけてたどり着いたRADWIMPSのすべてが『あにゅー』には込められていると思います。​

野田洋次郎さんが見つけた揺るぎない自分

40歳を迎えた野田さんは、ソングライターとしての原点を再確認したそうです。「恋愛観も根っこの部分は変わらない。好きな人への切実な思いや、周りが目に入らなくなるような純度の高さは自分の中にずっとある」と語り、「そもそも俺ら、そんなにカッコいいもんじゃないですから。まさにRADWIMPSというバンド名自体がそうで、カッコよくありたいけど、しゃばくてダサい自分も知ってる」と語っていて、この姿勢がファンを惹きつけていると思っています。​

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ファンの熱狂的な反応と海外からの支持

新アルバムのリリースを受けて、ファンからは熱狂的な反応が寄せられています。初週5.3万枚を売り上げ、CDセールス、ダウンロード、ストリーミングなど、それぞれ上位にランクインしています。さらに、トップ100には『RADWIMPS 3~無人島に持っていき忘れた一枚~』や『青とメメメと君と』、『アルトコロニーの定理』などの作品がチャートインし、世代を超えて支持される存在であることを証明していると思います。​

海外からの注目も高まっており、日本だけでなく、米国、インド、その他アジア各国でピックアップされているそうです。RADWIMPSは海外リスナーからも幅広い支持を集めており、今作の海外プレイリストへのピックアップも大きく注目されているそうです。​

歌詞に込められた深いメッセージ

収録曲の歌詞には、野田洋次郎さんの人生観や音楽への向き合い方が色濃く反映されていると思います。NHK連続テレビ小説『あんぱん』の主題歌「賜物」は、アルバム1作分くらいの労力をかけた楽曲だそうで、命の意味について深く歌い上げていると感じました。野田さんは「俺らの音楽を聴いてくれ。俺らの音楽は聴く価値があるし、ここにしかないものがある」と提示したかったと語っています。​

また、「筆舌」は野田さん自身が「作りながら、すごく特別な曲になると感じていました」と語る楽曲で、歌詞とメロディが同時に溢れ出てきたという事です。日常に潜む喪失や時間の残酷さを丁寧に描き、「ずっと」「絶対」「一生」といった言葉の儚さを歌い上げていると感じました。​

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20周年記念ツアーで新たな歴史を刻む

RADWIMPSは10月18日から12月27日まで、全国9都市17公演を巡るアリーナツアー「RADWIMPS 20th ANNIVERSARY LIVE TOUR」を開催中です。メジャーデビュー記念日を含む11月22日から24日の横浜アリーナ公演では、BUMP OF CHICKEN、Vaundy、YOASOBIという豪華ゲストアクトとの対バンライブが実現する予定です。​

新体制でのサポートギタリスト・白川詢さんを迎え、RADWIMPSは新たなケミストリーを生み出しています。「バンドというのは同じ時間をたくさん共有して、それぞれの音を出す呼吸を全員が体感できるようになるのが必要だ」とスタッフは語り、より確固なバンドとして観客の前に現れることを約束しています。​

デビューから20年、RADWIMPSは常に進化を続けてきました。『あにゅー』というタイトルには「改めて」という意味が込められており、バンドの揺るぎない姿勢と新しい挑戦への意志が表現されていると感じました。これからも多くのファンの人生に寄り添う音楽を届け続けるRADWIMPSの未来に、さらなる期待が高まっています。

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